葛西バードウォッチング・フェスティバル2012・春 シギ・チドリ祭り ~自然や生き物の魅力を伝える~

2012120301pic01 5月4~5日(土・日)に葛西臨海公園・鳥類園にて、「シギ・チドリ祭り」が開催されました。

鳥類園は淡水池・汽水池の他、森や草地を人工的に造成し、豊かな自然環境を再生しています。 今回は、越冬地から繁殖地への移動途中のシギ・チドリ類が園内の干潟に訪れるのに合わせて、「シギ・チドリ類の観察」をテーマに開かれました。ガイドツアーやクイズラリー、生き物の展示、ワークショップが行われた他、グッズ販売のブースも出展されていました。天候に恵まれたこともあり、園内は多くの人で溢れていました。

帝京科学大学からも、環境教育研究部「風の子フ~スケ」(以下フ~スケ)が出展していました。フ~スケは野生生物や自然環境に興味、関心を持ってもらおうと、イベントへの参加や地域での観察会、大学周辺の小学校での自然体験型環境教育活動などを行っている団体です。

2012120301pic02 今回のイベントではフ~スケはアオダイショウやオオゲジの触れ合いコーナーを始め、きのこ・ヘビ・虫・鳥の展示を行っていました。クイズや触れ合い、観察といった五感を使った体験を通して、参加者に生き物を知ってもらうための様々な工夫が見られました。オオゲジの触れ合いでは、普段目にしない生き物に怖がる子もいましたが、オオゲジの説明を聞くと興味を抱き、ほとんどの子どもが触れることができたようです。初めは嫌がっていた子でも触れ合いを通して、「かわいい」「飼いたい」と言ってくれたそうです。

鳥類園のスタッフをされている大原さんは、「フ~スケは、生き物に対する愛で溢れている。そのため、生き物の魅力が伝わるような説明ができる」とおっしゃっていました。多くの子がオオゲジやアオダイショウと触れ合えたこと、悪いイメージが払拭されたことは、フ~スケの熱意が関係しているのかもしれません。みなさんも様々な生き物へ目を向けてみてはいかがでしょうか。
(せばす)

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